仕事は一本に絞らずに奔放に生きたい 麻雀講師&ネイリスト女性の生き方

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――ちなみに自分の結婚は?

母親に「いい人を優先的に回すよ」なんて言ってもらっている(笑)。私は結婚してもしなくてもどっちでもいい。子どもは欲しいけれどね。

23歳で一度結婚して2年後に別れたときは、どうしようもなかったの。遊びたい盛りだったから。相手は8歳上で、とても安定感があった。でも、私は結婚生活をつまらないと感じたんだから仕方ない。「こんな平凡な人生を送っていいのかな~」と思ってしまった。元夫とは友だちだから、たまには連絡を取り合っているよ。

かつての美少女的な風貌は薄れ、溌剌とした女性経営者の片鱗を見せる石原さん。すべてが準備段階とはいえ、自信と展望のようなものを強く感じた。愛知に戻ってきてからは日々が楽しくて仕方ないらしい。

石原さんは、「現場で働くよりもオーナーとして場を作る側に回りたい」と言い切る。明確なマネジメント志向だ。僕の周囲には職人タイプが多いので新鮮だった。

14年間、東京で会社員として職人的な働き方をしてきたからこそ、「のんびりした」地元に戻ってからは、経営者としての視点でビジネスチャンスや人材を見つめられるのかもしれない。

大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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