「行けたら行け」上司にもタイプはさまざま
その方は、「放置タイプの“行けたら行け”上司」ですね。このような上司は“任せて”いるというよりも“投げて”いるのです。しかしながら、結果が出れば上司の功績となり、万一ミスをしようものなら「勝手なことをしたね。そこまで君に任せたつもりはない」と、冷たい一言を浴びせてくることもあるようです。
悩める女性部下② 「そうなんです! 後にその“行けたら行け”上司から『A君はここまで意欲的に取り組んだのに、それと比較して君は……』と嫌みをつらつらと浴びせられました」
またしても、ギクっとしてしまった方はいませんか?(笑)。このようにあいまいな指示を出したまま放置をしていては、同じ指示を受けた部下がそれぞれ異なる判断をしてしまい、違う結果が出るのは当然のことです。そうならないように「なぜ行くのか?」「“行けたら”は具体的にどのようなシチュエーションなのか?」などを、より掘り下げて部下にわかってもらえるまでとことん伝える必要がありますね。特にまじめな女性部下の場合は「忙しい上司には聞きたくても聞けない」と遠慮する人も多く、そのすれ違いが後に大きなミスや失敗を引き起こしてしまうこともあるので要注意です。
悩める女性部下③ 「では最後に、私の上司なんですけど……」
まだいるんですか? 世の中には意外に“行けたら行け”上司は多いのですね。
悩める女性部下③ 「私の上司は、人間としてはいい人なんです。話好きでユーモラスで。でも、部下が失敗しても“ドンマイ!”しか言わないし。仕事の指示も“適当なタイミングで”とか“気合いでよろしく”とかばっかりで……」
でました。それ実は部下のことを何ひとつ理解していない「兄貴タイプの“行けたら行け”上司」です。やたらと飲み会を開催して、部下の素顔を知ろうとしているのかと思いきや、なぜか自分の話ばかりで、いつまで経っても部下の話は聞かない。それなのに「自分は部下を理解しているし、慕われてもいる」と信じ込んでいるのです。
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