行列のラーメン屋《ベトナム人店主》の意外な経歴 「業界の大物と兄弟同然の関係」「仕事前にうどん屋で修業」…来日13年、ハさんの"ラーメン道"
「ラーメン、大好き。休みの日も食べに行きます。家族でどこかに行っても、食べに行くところが決まってなかったら、ラーメンでいいんじゃないって言って、奥さんに毎日ラーメン、毎日ラーメンって怒られます」
2013年にベトナムから来日したルオン・バン・ハさんは、朗らかに笑う。食べ歩いたラーメン店は、数知れず。もしかしたら、日本に住むベトナム人のなかで最もラーメン好きかもしれない。
ラーメンをこよなく愛する男が開いたのが、「ハちゃんラーメン」。23年4月にオープンしたこのお店、昼も夜も連日行列ができる人気店だ。
「仕事が趣味」と語る男は、なぜこれほどまでにラーメンに魅せられたのだろうか?
早く上京したくて“佐世保で猛勉強”
ハさんは、ベトナムの首都ハノイの近郊で4人きょうだいの末っ子として生まれ育った。父親は大工をしていて、家を建てたり、家具を作ったりしていた。幼い頃から父親と母親の手伝いをするのが当たり前で、特に家族のご飯を作るのが好きだったという。
父親の取引先に中国系が多かったこともあり、ハさんは高校時代から本を読んだり、テレビを観たりして独学で中国語を学んだ。周りは高校を出た後に海外で働く人が多く、ハさんも中国語を活かして台湾に渡る。
3年過ごした台湾でいくつかのアルバイトをするなかで、レストランでも働いた。帰国した後、「次は日本へ行こう」と思い立った。




















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