「子どもに当たり散らす親」がいずれ陥る悲劇

「しつけ」という言葉ですべてを片付けるな

子どもの夏休みで「すっかり疲れ切ってしまった」という方は少なくないはずです(写真:parinyabinsuk / PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ」の大野萌子です。

夏休みが終わり、小中高校生の新学期が始まりましたね。街中で見掛ける親子連れの姿もめっきり減りました。実はお子さんの夏休み期間中、「子どもと一緒に過ごすのが苦痛」「毎日がストレス」という方からのご相談も、多く寄せられるものの一つです。

長い時間一緒に過ごすことが面倒、どう接していいかわからない、自分の時間がなくなる……など、日常とは違う状況に対応できず、イライラを募らせるケースが目立ちます。

電車の中や商業施設で、子どもに当たり散らす親

「そんなこと言っても、自分の子どもでしょう。しっかり子育てしなさいよ!」というご意見はごもっともだとしても、親自身の悩みが相当深刻であることもあり、叱咤激励では済まされない場合があります。

子どもに当たり散らしている親、子どもに冷ややかな態度をとり続ける親、子どもにしつこく何度も理不尽なことを言い続ける親、スマホに集中してまったく子どもの存在を意識していない親。そんな光景を見掛けたことはないでしょうか。

たとえば、電車の中。まだ幼い子どもがひとりで座ると、少し体勢を変えただけで、隣の人の膝あたりに靴がぶつかってしまう。「ちゃんと座ってなさい」と親が注意する。ものの数分もしないうちに同じことが繰り返され、だんだん親の注意する語気が強くなり、子どもを睨み付けたり、場合によっては、叩く、強く引っ張るなんてことが起きます。

子どもにとっては、その位置に足が来てしまうので、微動だにしないでいる以外に手立てはありません。ただ、じっとしてるのも難しい。必要以上に動いていないにも関わらずそうなるのですから、どうしてよいかわからずに親の顔を見上げる、その拍子に今度は親の膝に靴が当たり、また叱られる……。

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