「子どもに当たり散らす親」がいずれ陥る悲劇 「しつけ」という言葉ですべてを片付けるな

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周りの人に対し自己主張ができず我慢してしまう人ほど、自分より弱い立場の者へ攻撃的な態度を取りやすい傾向があります。主張しない(できないことも含め)「非主張的態度」というのですが、一見、謙虚で忍耐強くみえるこの態度は、実は攻撃的態度と表裏一体です。

自分の気持ちを伝えることを遠慮する、言いたいことを我慢する、言いたいのに言えないという気持ちは、必ずどこかで攻撃的な態度となって表れ、精神のバランスをとるようになっているのです。

職場で、非主張的な人が、家に帰って家族に攻撃的な対応をすることが多くなることが顕著な例で、家庭で非主張的な人が、スーパーの店員に横柄な態度をとったりする場合もあります。要するに、自分より弱い立場や言いやすい相手に対し攻撃的な態度が出やすくなります。

「子どもの自主性に任せる」の無責任

その格好の対象となってしまうのが、自分たちが擁護するべき子ども。だからこそ、意識して、なぜそんなに子どもに対しイライラするのかを考えてほしいのです。

テストの点数が悪かったことに対し腹が立つのは、関係性の悪いママ友の子どもよりも点数が低かったことが本当の原因かもしれません。そもそも、テストの点数が悪くて腹が立つこと自体に問題があります。「何でこんな間違いするの!?」「ちゃんと勉強しないからでしょ!」は、ただ、気持ちをぶつけているだけです。「どうしたら、できるようになるのか」「そのためにどんな勉強方法を取り入れたらいいのか」を具体的に考える建設的なやり取りができるといいですね。

この点については、「子どもの自主性に任せる」という便利な言葉はありますが、ある程度親が導く必要だってあります。知らないことに興味は持てず、知らないことについては質問することも不可能だからです。親だって、いきなり立派な親になれるわけではないので、子育てと同時に自分育てをしていく必要があるのです。

日々、生活していればさまざまなことがあり、マイナス感情をなくすことはできませんが、子どもへの負の連鎖を断ち切ることはできます。するとおのずから、子どもとのいい関係が構築され、好循環が生まれます。いい親子関係が、親自身の生きやすさにもつながりますように。

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