アップルCEOの母校の、超プレゼン特訓法 米国人のプレゼンは、ジョブズ並みって本当?

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アメリカ人は小学生の頃から人前で話す訓練を受けているため、プレゼンテーションがうまいのは当たり前。一方、日本人は、受け身の授業ばかりを受けて育つから、プレゼン下手なのはしようがない。こんな思い込みをお持ちの人は多いだろう。
かく言う筆者もその一人。それが間違った固定観念だったと教えてくれたのは、MBA留学生の大橋智宏さん(32)だ。アップル社CEOティム・クック氏の母校で、プレゼン教育で名高いデューク大学フュークアビジネススクールに留学中だ。
大橋さんは、大学在学中に、公認会計士の資格を取得。卒業後は、中央青山監査法人(当時)で、日本企業やその海外支社の会計監査を手掛けた。会計士として、日本企業とかかわるうち、「日本企業の国際化にもっと直接的に貢献したい」と思うようになった。
会計士からグローバルビジネスリーダーへの転身を目指して、海外へMBA留学をすることを決意。個人会計事務所を休業し、私費での留学となった。
進学先として選んだデューク・フュークアは、世界5カ所に拠点を持ち、グローバルプログラムが充実していることで定評がある。2014年には、上海近郊に崑山校を開校する予定だ。
交換留学制度を利用する学生も多く、世界およそ60校のビジネススクールと提携を結んでいる。大橋さんも2012年11月から、交換留学でインド中部の都市、ハイデラバードにあるインディアン・スクールオブビジネス(ハイデラバード校)に在学中だ。
デューク・フュークアとインド、2つのビジネススクールを体験中の大橋さんに話を聞いた。

アップルCEOの母校の学生は、なぜプレゼン上手?

「デューク大学フュークアビジネススクールの学生は、プレゼンテーションがうまい」と、夏のインターンシップを実施している企業の間では評判なのだそうだ。その理由を大橋智宏さん(32)に聞いてみると、デュークでは、1年目の必修科目にプレゼンテーションを特訓する授業があるのだという。

代表的なのは「Management Communication」(経営者としてのコミュニケーション)という授業で、マーク・ブラウン教授が統括している。

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