「都合よく解釈する人」は、なぜ成功するのか 期待を超える成果を出すための3ステップ
マネジャー、中間管理職といえば、上司と部下にはさまれ、さまざまなしがらみにとらわれている姿を思い浮かべる人も多いだろう。
10万人のビジネスパーソンが学んだグロービスの調査結果をベースにした『これからのマネジャーの教科書』では、マネジャーがつらい状況に陥ってしまう理由として、状況を打破するための「リーダーシップスキル」「仕事に対する想いの力(ウェイ)」「周囲との考えの違いを乗り越える力(ギャップ)」の3つの力が足りないことを挙げている。逆に言えば、周囲から一目置かれるマネジャーはこれら3つの力を、紆余曲折ありながらもしっかりと身に付けている。執筆者のひとりであるグロービス経営大学院経営研究科研究科長・田久保善彦氏に、マネジャーがどのように3つの力を身に付けているのかを解説してもらう。
まずは自分を変え続ける
期待を超えるミドルマネジャーが、マネジャーにとって大切な3つの力、すなわち「リーダーシップスキル」「仕事に対する想いの力(ウェイ)」「周囲との考えの違いを乗り越える力(ギャップ)」を獲得していく過程においては、
・挫折を経験した
・大きな壁を乗り越えた
・その時の自分の実力を大きく超える仕事にチャレンジした
・大きな壁を乗り越えた
・その時の自分の実力を大きく超える仕事にチャレンジした
といった強烈な体験を元にし、その結果として「徹底して自分を磨き上げた」というパターンをたどることが多い。
彼らは、日々直面するさまざまな経験から、何かしらを学び取り、環境の変化に適合しながら、新しい自分を作り出している。
この何らかの経験をきっかけに、厳しくとも逃げ出さず、困難に正面から向き合い、自分を変えていくことこそが「自己を変革する力(自己変革力)」である。
自己変革を通じて必要な力を獲得、上書きして、ミドルマネジャーとして期待以上の成果を上げているのである。
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