課長から上の出世は「評価より評判」だった! ヒラ社員とは違う「出世基準」
ひと昔前なら同期の半分から3分の1といった一定数の人が通る道だった「課長」、それが今ではエリートキャリアとなりつつあります。なぜなら、各企業で従業員の高齢化が進んでポストが埋まり、その下の世代が上がることができなくなっているから。それにはさまざまな要因が挙げられますが、島耕作が会長となった今、8割の社員は課長にすらなれないというのが現状です。
しかし、無事に課長職にたどり着いたからといってほっとしてはいられません。ここからが出世のための本番なのです。黙々と努力をしていれば自動的に出世や昇給できた頃と違い、役職がつかなければ昇給がないどころか下がり続ける一方という仕組みになりつつある現代。正しい戦略を持って出世をつかみ取ることが必要です。
ここから役員になれるか、ここで終わるのかは、あなたが課長になってからの働き方で決まるのです。
出世しなければ生涯賃金はガタ落ちに!
私は人事コンサルタントという仕事をしています。これまで大企業から中小企業まで150社以上、経営側に立って社員を出世させるルール作りなどを行ってきました。その経験から、ターニングポイントである課長職、もしくはその一歩手前の人に、ここからどのように出世していくべきかをお伝えしたいと思っています。ここでは、その極意をまとめた『課長1年目の教科書』(かんき出版)からポイントをお話しします。
もちろん、出世が人生のすべてではありません。ただ、後に起業を選んだり、フリーランスとして独立したり、他社に転職することを選んだとしても、今の会社で出世を目指すことはマイナスにはならないでしょう。肩書きやその経験は決して邪魔になるものではありません。
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