課長から上の出世は「評価より評判」だった!

ヒラ社員とは違う「出世基準」

② 対面でコミュニケートする

課長になると、部下とは密に話しても上司とは疎遠になりがち。部長や役員がたとえ苦手なタイプだとしても、コミュニケーションはこれまで以上に意識して密にしていきましょう。最先端の経営学でも「顔と顔を合わせてのコミュニケーションが組織としての効率を高める」ことが証明されています。

③ 指示した作業についてのスピード重視

これまでは指示されたことを上に逐一確認することが大切でしたが、課長になってからは、自分が部下に指示した内容の途中確認を徹底しましょう。これにより仕事のスピードと品質アップを図ることができます。また、部下とのコミュニケーションが深まるため、あなたの仕事ぶりの「見える化」も進むというメリットもあります。

もう一度言いますが、「課長」の評判とは、率いる課自体の評判です。「私が」ではなく「私たちが」出した成果をアピールできるようにしましょう。

上司の上司を攻略せよ

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直属の上司と、友好な関係を保つことは非常に大切です。あなたがいくら頑張っても、上司が「アイツはできるヤツだ」という評判を流してくれなければ、さらに上には届かないからです。

実際に出世を決めるのは“上司の上司”、つまり役員たち。彼らは「アイツはできるヤツだ“と聞いている”」という状態で選ぶわけですから、役員たちに直接的に“個のアピール”を行い、直接「できるヤツだ」と認めてもらえれば最高です。直属の上司を攻略しつつ、上司の上司たちの攻略も進めましょう。

大企業であれば、まず彼らに自分の名前と顔を一致してもらうところから、さらには「アイツは課長たちの中でも一味違う」「こいつは経営層側の人間だ」と直接的に印象づけられれば、“課の評判”と“個の評判”が合わさり、大きな力になるでしょう。

そんな自分の「顔」を売り、役員たちとのつながりを作るためにも、会社の行事や新たなプロジェクトには積極的に参加することをお勧めします。今までは「参加する側」でしたが、これからは「行事や会を開く側」。課長は経営層の中では最下層ですから、単なる下働きや議事録係だとしてもかまわないので、積極的に仕事を買って出るくらいの行動力を示しましょう。役員からのゴルフや飲みの誘いなどももちろん断る手はありません。上とのつながりづくりを意識していきましょう。

できるあなたは、そんなことをしなくても「できるヤツは自然に知られていく」と思うかもしれません。しかし、自分が上司だったらそうしている人としていない人、どちらを選ぶでしょうか。この第三者的な視点を大事にしていただきたいと思います。

次回は、会社のタイプ別、上司のタイプ別の具体的な攻略法をお伝えしていきます。

(構成:山岸美夕紀)

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