次々達成する人には「10年分の目標集」がある 「ハーバードMBA医師」は、こうして生まれた

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忙しい中でも新しいことを次々やり遂げる人は、目標の立て方が違います(写真:Rawpixel / PIXTA)
忙しいビジネスパーソンが、現在の仕事とステップアップのための勉強を両立するためには、「人生の明確な目標」が不可欠です。あなたの目標は本当に「明確に」、そして「正しく」立てられているでしょうか?
今回は、発売から1カ月で4万部を突破した「ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者で、医師として勤務しながら、しかも語学力ゼロの状態からハーバード大学留学、MBA取得を達成した猪俣武範が、目標設定法のコツをお伝えします。

 

目標設定なんて会社でも当たり前にやっているし、簡単さ!と、侮ってはいけません。いや、侮っているつもりはなくても、間違った目標設定のせいでいつまでたっても結果を出せない人は、意外なほど多いものです。

長期的な目標を設定することは、勉強するうえでも、あなたの理想的な将来のキャリアを考えるうえでも、最も重要なプロセスです。明確な目標設定により、モチベーションを維持することができ、あなたの将来のビジョンを現実へと落とし込むことができるからです。

「10年先の目標」から「今日の目標」まで掘り下げる

とはいえ、いくら言葉で重要性を説いたところで、なかなかハラオチしないと思います。そこでここからは、私の実体験をもとに、具体的なコツを述べていきたいと思います。

私はつねに「10年分の目標」を設定をしています。10年という期間は長期、中期、短期に分けるのにちょうどいい長さだからです。10年後の目標を立てたら、それを達成するための中期目標(5年後)、さらに細かく短期目標(1年後)と、掘り下げていくのです。

これを、言わばパソコン上にフォルダを作っていくように分類し、最終的には毎日の生活における目標まで落とし込みます。下層に行くに従って、より具体的な名前をつけていくといいでしょう。

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