次々達成する人には「10年分の目標集」がある

「ハーバードMBA医師」は、こうして生まれた

たとえば、私は仕事の分野で「5年後のMBA留学」を目標にしました。そうすると「3年後までにはTOEFLで100点取得」「来年までには80点取得」というふうに、段階的かつ逆算的に目標を立てることができます。さらに80点の目標を達成するためには、どのような取り組みをすればいいかを、毎日の小さな進歩を見据えてスケジューリングしました。その結果、5年後の目標として立てたMBA留学を達成できたわけです。

この「小さな進歩」を確実にものにするために、押さえておきたいツボがあります。具体的な目標の設定をする際、SMART GOAL(スマートゴール)というフレームワークを用いて、5つの基準をそろえるように意識することです。

SMARTとは、Specific(より具体的な)、Measurable(評価可能な)、Achievable(実現可能な)、Realistic(現実的な)、Time-bound(期限内に達成可能な)、という5つの言葉の頭文字をとったもので、これらを満たす目標を設定するわけです。

SMARTな目標はこうやって立てる

ここで、スマートな目標とそうでない目標の例を挙げてみましょう。

「スマートゴール」でない例
・グローバル化に向けて英語の勉強をする
・出世するために資格の勉強をする
・教養をつけるために読書をする
「スマートゴール」である例
・2017年までにTOEFLで100点を取得するために英単語帳を1日20ページ進める
・7年後の独立に向けてMBAを2020年までに取得する。そのために必要な試験勉強を1ヶ月に30ページずつ行う
・教養をつけるために1週間あたり2冊の本を読む

 

いかがでしょうか。スマートな目標は、どれも数値が2つ以上登場するなど具体性があり、達成できたかどうかが自分で簡単に評価でき、現実的に達成可能、かつ期限が設定されていることが分かると思います。

スマートなゴールを設定することで、自分の中のやるべきことやタスクが整理され、それに対する認識が深まります。その結果、これをなんとか達成したいというモチベーションが生まれます。こうなれば行動に移すのがより簡単になるでしょう。

次ページ立てた目標を「忘れない」ための一工夫
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