会社が買収され、チームの重要性を痛感
私が外資系企業でコンサルタントとして仕事をしていた当時、つねに数カ月単位で新しいプロジェクトチームを組み、仕事をしてきました。
戦略コンサルティングプロジェクトは期間が短いと数週間、長くても数カ月なので、初めからフルスロットルでチームメンバーが働かないと成果が出せないということもあり、衝突している暇もないというのが正直なところでした。全員コンサルタントという共通のマインドを持ったメンバーで構成されていたということもあり、毎回毎回違うメンバーと組むことは楽しみでもありました。
それが一変して新しいチームというのは大変だと感じたのは、当時所属していたコンサルティング会社が買収された時でした。カルチャー、考え方、行動様式などの違いに戸惑い、会議の度にぶつかり合いが起き、若かった私は相手の考え方が理解できないことも。ある時は「これでは話し合いにもなりませんね」と怒って会議室から出て行ってしまったことさえありました。
これでは、1+1が2になるどころか、マイナスになってしまうという危機感を持った私は、チームをいかに早く成果が出る状態に持っていくのかということを学び始めました。そして、プロジェクトマネージャー向けの研修の中で、「タックマンモデル」というチームビルディングの考え方に出会ったのです。
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