地方創生交付1000億円リストの危険な傾向

あなたのまちの「事業計画」は大丈夫か?

あなたのまちでは、どのような事業が提案されていますか(撮影:尾形文繁)

補助金バラマキではない、地方が競争し、創意工夫をしたところに予算が配分されるはずの地方創生政策。いよいよ昨年度から具体政策がスタート、各地で取り組まれる「地方創生事業」の実態も見えてきました。今回は先月公開された「地方創生加速化交付金交付リスト」を基に全国各地で取り組まれている、地方創生事業の実態を見ていきたいと思います。

市町村、都道府県、広域連携などさまざまなカタチで各地から提案が出され、予算が決定されています。あなたのまちでは、どのような提案が採択されたか、ぜひ以下の一覧表から見てみてください。

地方創生加速化交付金・一覧表

これら計画書を見ていくと、行政主導型の地方活性化政策の構造的な問題も見えてきます。

採択されやすい分野に偏っている

この連載の一覧はこちら

計画一覧を見ていくと、観光振興、移住定住促進、商品開発・販売、高齢者住宅など従来から地域活性化分野では取り組まれ、さらに昨今特に地方創生政策の重点分野と国が掲げている分野での計画提出、採択が多く見られます。各地が同じような目標と計画を掲げ、同じように予算を獲得して事業に取り組む。これは地域活性化政策に昔から見られる傾向ですが、地方創生政策でもそれはあまり変わらなかったと言えます。

次ページそれが目標ですか
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • 本当に強い大学
  • ほしいのは「つかれない家族」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
『会社四季報』新春号を先取り!<br>波乱相場にも強い大健闘企業

企業業績の拡大に急ブレーキがかかっている。世界景気の減速や原燃料費・人件費の高騰が重荷だ。そうした逆風下での大健闘企業は? 東洋経済最新予想を基に、上方修正、最高益更新、連続増収増益など6ランキングで有望企業を一挙紹介。