東京ディズニーランドは「細部」で人を呼ぶ あの感動は「なんとなく」ではなかった!
ディズニーランドに人が集まる「真の理由」
前回、東京ディズニーランドの仕掛け人である堀貞一郎(以下、「堀」)について紹介した。そのプロジェクトによって、千葉県浦安市は日本一と言っていいほど人が集まる街に大きく生まれ変わった。その点で、東京ディズニーランドは日本最大の「地方創生」の成功例と言っていいだろう。
その仕掛け人であった堀は一昨年、85歳で亡くなったが、地方に人を集めるヒントとなる、重要な言葉を数多く残した。堀の部下であり、孫でもある筆者は、その教えを間近で聞いてきた。その中でもぜひ多くの方に伝えたいのが、前回記事でも紹介した、人を集めるための要件、すなわち「HAPPINESSを感じる12要件」だ。
人を集めることに失敗するケースには、これらが欠けているとも言えるのではないかと思う。前回は3つの要件について取り上げたが、今回は残る9要件のうち、東京ディズニーランドに関連する3つの例を中心に紹介していく。
●個体の機能と健康を増進させるもの
●種族保存の本能を充足させるもの
●種族繁栄の本能を満足させるもの
●帰属意識を満足させるもの
●他人と差別化できるもの
●日常性から脱却できるもの
●射幸心をあおるもの
●所有欲を満足させるもの
● 心と感性を豊かにするもの
● 知識を豊かにするもの
● 好奇心を満たすもの


















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