西鉄の訪日客対策は、「五輪の先」を見ている

沿線活性化に向け、どこまでも踏み込む!

柳川は訪日外国人にも人気の観光スポット。その地域活性化には、西鉄も一役買っています(写真;godard / PIXTA)

沿線地域の「地盤沈下」を食い止めるため、さまざまな新事業に進出している西日本鉄道(以下、西鉄)。前回記事ではベンチャーや農業を支援する新事業を取り上げたが、今回は、西鉄が特に力を入れている「街づくり」の事例を見ていきたい。

福岡県筑豊地方の中心都市である飯塚市、そのまた中心部に今年7月、複合ビル「サンメディラック飯塚」がオープンした。1階に西鉄飯塚バスターミナル、2~4階には急患センターを含む医療福祉施設、そして5~11階は分譲マンションという構成になっている。

中心地の衰退が地域の大きな問題に

「九州経済オンライン」の過去記事はこちら

バスターミナルには市内や近隣都市への路線のほか、福岡市への通勤・通学者の足である高速バスも発着。まさに同地域の交通の中枢である。

もともと、旧バスセンターの老朽化という問題を抱えていた西鉄。併設の商業施設は、市街地の空洞化により客足が激減し、1998年に閉鎖してしまった。加えて近隣の商店街も空き店舗化が進行するなど、中心地の衰退が地域の大きな問題として浮上していた。

これらを解決するため、西鉄と自治体が協同で再開発事業に乗り出した。地権者や地元住民の理解もあり、準備会社開設から5年という短い期間で、今回の完成を迎えることができたという。

次ページ5年後、10年後のあるべき姿から街を構想
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