「死んだ時間」が、難関入試の分水嶺になる

勉強の「量」や「時間」にこだわる生徒は危ない

「スベル生徒」にならないため、改善すべきことは?(写真:【Tig.】Tokyo image groups / PIXTA)

今年の医学部入試も終わり、国公立後期入試の発表も出そろった。いよいよ2017年の入試に向け、4月から新年度のスタートという状況である。

そこで今回は、親御さんや受験生本人の参考となるよう、私の目から見て、「合格する生徒」と「合格しない生徒」の違いは何か、どこに差異があるのかについて、少しお話ししてみたい。

約30年間にわたり受験指導をする中で、難関医学部に合格していく子どもの特徴を観察していると、彼らに共通して備わっている「7つのエレメント」があることに気づく。

合格する生徒に共通する「7つのエレメント」

1.勉強の価値は学習時間や学習量では決まらないと考えている
勉強の価値はどれだけ深く理解したかであり、どれだけ時間をかけたとか、量をこなしたということでは決まらない、と考えている。
2.「能動的に考えること」を重視し、与えられた知識に偏重することをしない。
暗記中心の学習には限界があることに気付いている。思考こそが記憶の土台となることを熟知している。
3.「基礎を固めること」を第一に掲げ、入試が近付くにつれ志望校の「過去問」の分析を重視する。
「教科書」の完全マスターが、まず重要である。基礎が完成したら、戦略として志望校の出題の「クセ」をマスターするため、過去問の演習を重視する。
4.「死んだ時間」が不合格の温床であることを理解している。
合格に直結しない「死んだ時間」(長すぎる気分転換やムダな世間話などの時間)を過ごすことなく、それを極力排除している。
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