「灘→東大理Ⅲ」3兄弟の母が教える"必勝法" 中学受験で親がやるべき「勉強プラン作り」

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ついつい勉強を教えたくなる親も多いが、それはやめた方が安全だと佐藤ママは言う(写真:Ushico / PIXTA)
折り込みチラシや新聞広告に、各進学塾が合格実績を競うように掲載しているこの時期。小学生の子どもを持つ親のなかには、「ウチもそろそろ受験のために塾に通わせようか……」と思い始めている方も多いのではないか。
しかし、「勉強を塾に丸投げしたままでは、合格できません」と言い切るのは、『「灘→東大理Ⅲ」3兄弟の母が教える中学受験勉強法』(KADOKAWA)の著者の佐藤亮子氏。4人の子どものうち男の子3人が、関西の中高一貫で最難関校である灘に合格、そして大学はこれも最難関の東京大学理科Ⅲ類(医学部)に合格を果たしたという、“奈良の合格ゴッドマザー”だ。
テレビ出演や進学塾の講演会を多数行い、受験生の親たちから信頼を得ている佐藤ママに「中学受験で最も重視すべきこと」を聞いた。

親がすべきは、勉強を教えることよりスケジュール管理

なぜ、塾に丸投げでは合格できないのか? 佐藤ママは、「中学受験は、塾での授業だけではなく、塾の宿題をきちんとやり遂げられるような家庭学習が重要だからです」と話す。

「塾の宿題を、提出期限を守ってしっかりと終わらせるには親のサポートが不可欠です。また、塾の送迎や、塾の時間に合わせた食事、模擬試験のつきそいなど親が行うことが多くあります。中学受験が“親がカギを握る受験”と言われるのもこのためなのです」(佐藤ママ)。

佐藤ママが家庭学習で行っていたのは、①宿題をチェックすること(採点すること)、②テストが返ってきた時に見直しを一緒にすること。そして③勉強のスケジュール管理だ。

「成績を上げるために必須なのは、スケジュール管理です。子どもが自分で計画を立てることもあるかと思いますが、中学受験では、子どもの体調も考えて親が綿密な計画を立てるべきです」

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