中学受験の不合格をどう受け止めたらいいか

「子どもの出来は親次第」という幻想

親が自分を責めてはいけません(写真:ビフロスト / PIXTA)

今年も中学受験シーズンが終わった。頑張って勉強してきた子どもの合格に沸いた家庭は至福のひとときを味わっただろうが、一方で、残念ながら不合格に終わってしまった子どもの親は落胆し、ひょっとしたら自分を責めているかもしれない。

「勉強しなさい!」は言いたくないけれど……

「勉強しなさい!」と言えば言うほどに、子どもは勉強をしなくなるというのは、今では広く知られるようになった。「東大生の多くは、親から『勉強しなさい!』と言われたことがない」などの調査結果もある。

しかし特に受験を意識しはじめると、できるだけ言わないほうがいいとは百も承知なのに、我慢できなくなり、「勉強しなさい!」と怒鳴ってしまう親は少なくないだろう。受験には期日が決められているからだ。「誰だっていつか必ず勉強の楽しさや意味に気づく」という正論も、入試日までのカウントダウンをはじめた親子には通用しない。

親の関与度が高い中学受験においては、ことさらその傾向が強い。つねに親がけしかけて、子どもを勉強させる場合も多い。子どもには逃げ場がない。ほとんど「教育虐待」のようになってしまう場合もある。

次ページ受験は「親は無力だ」と思い知る機会だ
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