「灘→東大理Ⅲ」3兄弟の母が教える"必勝法" 中学受験で親がやるべき「勉強プラン作り」
休日の朝も効率的に利用したい。佐藤家では、午後から塾がある土曜日は、朝8時から家庭学習を行っていたという。
春休み、夏休み、冬休みのプランの立て方
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「長期の休みのスケジュール表は、子どもが作ることがありますが、これも親も作るべきです」と佐藤ママは話す。休み中の塾の予定、模擬テストの予定、家庭学習の予定などを一覧表に記入するのがお勧めだ。完成したら、コピーして親子で持って共有し、スケジュール表通り勉強を進めることを目指そう。
また、長期の休みは家庭学習で実力をつける大きなチャンス。家では主に塾の宿題を行うことになるが、その日に何の科目の宿題を行うのかも、母親がスケジュール表に記入する。終わった日には×印をつけて、子どもの達成感を演出してあげるといい。
6年生の夏休みはほぼ毎日塾に通うケースもある。佐藤家の工夫は、「夏休みは、睡眠をとるため、起床は遅めの7時半過ぎ。朝食をとって2~3時間勉強して夏期講習に通っていました」。
小学校から出される宿題も計画を立てて進める。集中すれば比較的早く終わらせることのできる計算問題などは、塾の講習が始まる前の期間に終えておくべき。その他の宿題は、空いている時間に少しずつ進めておくといいという。
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塾に通い出して、まずぶつかる壁に「大量の宿題」がある。小学校で出される宿題の何倍もあり、難易度も高い。次第に宿題を済ませることが難しくなり、このことが原因で中学受験に挫折してしまう場合もある。
これを解決するコツは、宿題を3日間に分けることだと佐藤ママは話す。
例えば「水曜日にその宿題を提出する塾の授業がある場合」は、「前の週の土曜日から取り組み、土曜日に3分の1、日曜日に3分の1、月曜日に3分の1を行うようにします。火曜日は、予備日としてやり残した宿題や見直しにあてるのです。こうすると、計画的に宿題をすることができます」。
ここまで読んだ読者の方は、佐藤家の子どもたちは勉強漬けの小学校生活を送っていたと感じるかもしれないが、実際は違うそうだ。小学校3年生までは、家ではプリント勉強を1日10分から20分行っていただけで、それ以外は遊び中心の生活。進学塾に通い出したのは小4から。そこからスケジュール管理を親が行い、勉強を見守ることで、子どもの実力をどんどん伸ばしていくことができたのだ。
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