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ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「二度と帰らない父」「どこかで踏ん切りをつけないと…」 ゴミ屋敷と化した"父不在の実家"を《勝手に断捨離》した結末

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父は、息子が中学校時代に使用していたステレオを、音が鳴らなくなっても大切に持っていた(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
実家を「ゴミ・モノ屋敷」にしていた父親が施設に入った。その間に、残された50代の息子が実家を処分するべく動き出す。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷清掃・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、モノ屋敷の住人が家をリセットするための方法を聞いた。
動画:「いつか使う、とりあえず置いておく」が口癖!第三者が片付けてくれないと無理

父親はここにはもう帰ってこない

京都にある3階建ての戸建て住宅。ここは、依頼主である50代の男性が生まれ育った実家だ。現在、この家には誰も住んでいない。男性の父親が終身利用の介護施設に入所したためだ。

「親父が終身の施設に入ったんで、もうここには帰ってこないんですよ」

男性はそう語る。

「でも、親父は2年から3年ぐらいして体がよくなったら帰ってこれると思ってるわけですよ。『お父ちゃん、施設に入ったらもう出られへんで』って言うんですが、実感ないんやろね。旅行気分で行っとるわけですわ」(男性)

玄関を入ってすぐにキッチンがあり、その奥に父親が主に居住していたスペースがあった(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
【写真を見る】「あまりにマズい構造」ゴミ屋敷化も必然だった《過酷すぎる家の中》【ビフォーアフター(27枚)】

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【父親を説得することは、結局できていない】

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