"老化早める"首の変形、どんな不調につながる? ストレートネックの恐怖と見分け方

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小さな町の名治療家が教える30万人の痛みを治した首押し健康法
(写真:ノンタン / PIXTA)
痛みやしびれなどの体の不調……もしかすると「首」が関係しているかもしれません。島崎広彦氏の新刊『小さな町の名治療家が教える 30万人の痛みを治した首押し健康法』から一部を抜粋・再構成してご紹介します。

現代人は常に首を下げながら生きている

家庭にパソコンが普及したことから、現代人は首を下げる姿勢が常態化しました。モニターが高い位置にあったデスクトップパソコンからノート型になるとさらに目線が下がり、首が前に突き出るような姿勢が増えました。

そして、スマホの登場です。今や子供から大人まで、多くの方が長時間下を向いてスマホを見続けています。

大事な首のカーブがなくなってしまい、首の骨がまっすぐな状態で固定化してしまうことを「ストレートネック」といいます。そして、パソコン・スマホによって下向きになってしまう「スマホ首」は、ストレートネックの予備軍に他なりません。

このおそろしい首の変形が将来どんな不調につながるか、治療院での経験からお話ししたいと思います。

スマホ首は、女性・男性問わず、全世代に共通した悪い姿勢の習慣病です。なかでも若者がこれにむしばまれていることに、私はかなり心配しています。なぜかというと、スマホ首を長期間放置すると、「腕を切り落としてほしい」と言いたくなるほどの激痛が起こる頸椎症性神経根症の発症が早まったり、自律神経失調症に陥ったりするからです。

ひと言で言えば、「老化が早まる」のです。

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