"老化早める"首の変形、どんな不調につながる? ストレートネックの恐怖と見分け方

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骨が変形すると「老化現象」と言われますが、同じ年齢でも首のカーブがある人は変形しません。若くても、ストレートネックの人は骨が変形してきています。首が変形してしまうと改善は難しいので、できるだけ早期にケアを始めてください。

椎間板の次に骨がつぶれます

だいぶ脅かせてしまいましたが、椎間板ヘルニアは自然治癒することが多いです。激痛を経験した人でも、飛び出したヘルニア部分は時間が経てば自然に吸収されます。

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しかし「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがあるように、油断は禁物です。痛みがないからと安心して何もしないと、次に襲ってくるのが変形性頸椎症です。ストレートネックの負担集中は、まだ改善していないので、しっかり対処する必要があります。

椎間板の次は、骨がつぶれます。つぶれて横に広がって、先端がトゲのように尖ります。レントゲン写真を見ると、このトゲが神経に突き刺さっているのがわかります。50歳代の方によく見られる現象です。

「腕を切り落としてほしい……」と言いたくなるぐらいの激痛の場合が多いです。常に痛く、寝ていても何をしても腕の奥、背中の奥が痛くて何もできません。腕がしびれ、指先に力が入らなくなり、シャツのボタンも留めにくい。箸も使いづらい。

気力が失せ、笑顔も消えてしまいます。生きていることがつらくなる症状です。

首が整っていないと体も整わないのです。

逆に言うと、首が整うことで、それらが改善され、体の不調も改善していきます。首を整えて、健康な体を手に入れましょう。

島崎 広彦 オフィス・シマザキ院長、上部頸椎カイロプラクター、あん摩マッサージ指圧師

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しまざき ひろひこ / Hirohiko Shimazaki

1968年、東京都青梅市生まれ。幼少期に農家の両親の肩もみを日課としていたことから治療家の道を志す。1988年、青梅市にオフィス・シマザキ開院。口コミで評判となり、3年目には北海道から沖縄まで全国から患者が訪れ、連日満員の治療院となる。37年間で約30万人を治療。定期的に本場アメリカで研鑽を積んでいる。『首を整えると脳が体を治しだす』(小社刊)は旧・新版、DVD付き実践編でシリーズ累計20万部を突破した。

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