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10月に資金調達をしたスタートアップの上位をランキング。越境EC展開のforestは32.4億円調達、累計総額98億円

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10月に多くの資金を調達したスタートアップはどこか (写真:GlobeDesign/PIXTA)
生成AIの登場に加え、金融引き締めによる資金調達の難しさ、人材獲得競争の激化……スタートアップをめぐる環境は大きく変化しています。連載「すごいベンチャー」では、そうしたスタートアップの最新情報を定期的に発信します。
今回は、最新のスタートアップの資金調達情報をお届けします。

10月はomakaseを運営するforestが首位

生成AIの登場に加えて、金融引き締めによる資金調達の難しさ、イグジット環境の変化など……スタートアップをめぐる環境は大きく変化している。週刊東洋経済の恒例特集「すごいベンチャー」を連載化。連載の一覧はこちら

スタートアップにとって資金調達は成長を加速させるための大きなドライバーだ。資金があれば、これまでの稼ぎ以上の大きな投資が可能になる。さらに投資家や金融機関が「成長期待が持てる」と判断した結果でもある。

足元では、数年前と比べて資金調達環境が悪化しているが、多額の資金調達に成功しているスタートアップも多い。では具体的にどんなスタートアップが調達を行っているのか? フォースタートアップスが運営するSTARTUP DBは自社のサイトで、国内スタートアップの資金調達額を毎月ランキング形式でレポートしている。10月分の結果から、調達上位の企業名と投資の内訳を確認していきたい。

10月のトップは越境ECサイト「omakase」を展開する2021年創業のforest(フォレスト)。シリーズBラウンドの一環として、10月に32.4億円の資金調達が確認できた。6月にも資金調達を行っており、それを合わせると総額は60億円に達する。累計では98億円だ。

UTECやウェルスアセットといった既存投資家に加え、日本郵政キャピタルや三菱地所のCVCなどが出資に加わっている。M&Aや越境EC事業だけでなく、小売業の成長を支援するリテールテック事業に資金を投じていくという。

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