
スタートアップの資金調達環境はどうなっているのか (写真:Mpapa88/PIXTA)
生成AIの登場に加えて、金融引き締めによる資金調達の難しさ、人材獲得競争の激化……スタートアップをめぐる環境は大きく変化しています。連載「すごいベンチャー」では、そうしたスタートアップの最新情報を定期的に発信します。
今回は、スタートアップの資金調達やイグジットの状況についてまとめたリポートを基に足元の状況を確認していきます。
資金調達額が半年前よりほぼ半減

生成AIの登場に加えて、金融引き締めによる資金調達の難しさ、イグジット環境の変化など……スタートアップをめぐる状況は大きく変化している。週刊東洋経済の恒例特集「すごいベンチャー」を連載化。連載の一覧はこちら
スタートアップへの投資の勢いはどうなっているのか? フォースタートアップスが運営するSTARTUP DBが7月末に発表した「【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート」から、最新の動向を見ていこう。
同リポートはSTARTUP DBが独自に資金調達やM&Aなどのイグジットの状況といったデータを集計したものだ。2万5000社の登記簿謄本やプレスリリースなどに記載されている投資や調達を集計している。
それによると2025年上半期(1~6月)の国内スタートアップの資金調達額(速報値)は、新株発行(エクイティファイナンス)と融資(デットファイナンス)や社債、補助金などを合わせ3810億円となった。2024年下半期の7136億円からほぼ半減。前年同期比(5166億円)でも1000億円以上目減りしている。今後の集計で数字が上乗せされる可能性があり、その予測値は4711億円となっている。

資金調達をしたスタートアップの数も1209社と、2024年下半期の1499社から300社近く減少している。1年前までは1600~1700社程度だったが、減少傾向だ。
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