「生まれたままの姿の男たちが…」50代姉妹が目にした青森酸ヶ湯の混浴「ヒバ千人風呂」のリアル――秋の味覚と紅葉に絆を深めた二人旅

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くらたまと妹の五十路姉妹が酸ヶ湯温泉で見た衝撃の光景とは……(写真:まる/PIXTA)
世間を沸かしたバツ3の叶井俊太郎氏との結婚から14年と半年。漫画家・くらたまに降りかかったのは、夫の死と、残りの人生をどう独りで生きるかという「新たな人生設計」だった――。
夫亡き後の日々の暮らしや感じたこと、そして新たな挑戦の日々を漫画とエッセイでお届けする(漫画はエッセイの最後に)。【連載第7回】

私の中で大きくなる「存在」

歳を重ねるにつれ、妹の存在が私の中で大きくなってきています。妹は2歳年下です。

子どもの頃は取り立てて仲のいい姉妹でもなかったですが、近年は一番、親よりも身近な頼れる身内です。夫が亡くなったときも、事務的な手続きなどで随分助けられました。妹の家は福岡の実家近くにありますが、度々上京してくれて一緒に行動することも多いです。

妹が「行ったことのない県に行きたい」というので、この度2人で青森県に旅行に行くことにしました。私も青森は、人生で一度だけ仕事で八戸に行ったきりです。

福岡県民、九州民にとって、東北は北海道よりも遠いイメージがあります。未踏の地にワクワクしながら、10月のとある日の朝、終点「新青森駅」を目指して、乗り慣れない東北新幹線に乗りこみました。

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