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「コロナ禍で消えた2軒目需要」海鮮居酒屋≪はなの舞≫が、入れ替わった客層向けに打った新たな手とは?

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「顕著なのが、11時半~15時までの売り上げが、ここ数年で昨対比2桁増を記録し続けています。居酒屋の使われ方が、コロナ禍の前後で完全に変わった証左でしょう。

2019年まではなの舞では、ランチ営業をしていたのは、ターミナル駅近くのごく一部でした。かねてランチ営業を検討していましたが、当時は人流が少ない深夜帯でも、それなりにハシゴしたビジネスパーソンが訪れたため、昼営業を行うより採算がよかったのです。

ただ今では、そうしたお客さんの流れも完全に変わりました。いまや昼からノンストップで、22~23時まで営業するスタイルが、当社の主流になりつつあります」(寺脇氏)

昼時は60歳前後とおぼしき客が多くいた

改めて別日の昼時に、「さかな酒場 魚星 阿佐ヶ谷店」を訪れると、寺脇氏の言うとおり、店内の大半が60歳前後だった。当日はあいにくの雨模様で、店内は2~3割ほどの客入りだったが、108席の店内には、3~4名のホールスタッフが回遊し、混雑を予期した体制がうかがえた。

さかな酒場 魚星 阿佐ヶ谷店の店内。12時前後には3割ほどの来店客が確認できた(筆者撮影)

何人かで瓶ビールをシェアする別卓を傍目に、「鯖の塩焼き定食(税込1260円)」を頼むと、大ぶりの切り身に、きんぴらと漬物、味噌汁が添えられたセットが到着する。

味も申し分なく、サクッと箸が入る柔らかく厚みある焼き身は、程よい塩気が乗ってご飯が進む。定食には白身フライや刺身の小鉢も付けられ、ここにお酒を1杯重ねれば、2000円前後に落ち着く所感だ。

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