店舗数拡大が続く「鎌倉パスタ」 生パスタ、パン食べ放題だけじゃない強さの秘密

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鎌倉パスタ
鎌倉パスタは、今後、年15店舗のペースで拡大していく予定だ(撮影:尾形文繁)

パスタは海外にルーツを持つが、日本の国民食の一つといえる。ナポリタンは日本オリジナルのメニューであるし、たらこスパゲッティ、きのこスパゲッティなど和素材を使ったメニューも幅広く食べられている。このようにパスタには、さまざまな食材と合わせられる柔軟性があり、専門チェーンも多く生まれている。

国内のパスタ・イタリアンレストランチェーンに目を向けると、断トツのトップがサイゼリヤで、国内1038店、海外531店(2024年8月期)を展開している。

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参入障壁が低いからこそ生き残りは難しい

大手では、ほかに、2019年にゼンショーホールディングスの傘下に入ったジョリーパスタや、ドトール・日レスホールディングスが運営する洋麺屋五右衛門などがしのぎを削る状況だ。

そんな競合ひしめく市場において、店舗数を伸ばしてきているのがサンマルクホールディングスが展開する鎌倉パスタだ。2025年3月期は7店純増の207店舗を展開している。

「パスタは比較的、参入障壁が低い業態。だからこそ生き残るのは難しい。店舗数を伸ばしているのは、真似できない独自性があるブランドです。当社の強みは生麺。それから味・雰囲気・サービスの3点を重視しています」と鎌倉パスタの斎木健作社長は言う。

鎌倉パスタの斎木健作社長。アルバイトでも店舗が回る「仕組みづくり」と「自動化」に注力している(撮影:尾形文繁)
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