「景品にない商品を掲示しているのでは」との声が…サン宝石が《誇大表現》で謝罪。その裏で見逃される"真の問題"とは?

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中二病リングに批判の声が…一体何がまずかった?(画像:サン宝石公式Webサイトより)

アクセサリーや雑貨などを手がける「サン宝石」が、自社が販売する商品について、誇大表現を用いたとして謝罪した。カプセルトイ商品をめぐり、その公式写真と「漆黒」の文言が誤解を招くと批判を浴びていたためだ。

これまでネットメディア編集の現場で、SNS炎上を見てきた経験からすると、商品広告をめぐるイザコザは珍しくない。しかし、今回の事例は「誇大表現」の部分ばかりに目を向けてしまったゆえに、もっと根深い問題に気付いていないように思える。

「漆黒じゃない!」と疑問の声が届いた

話題になっているのは、「中二病が疼(うず)くリング」なる商品だ。全8種のうちどれかが出る指輪型のカプセルトイで、1個300円で販売されている。しかしSNS上では、ユーザーから「筐体が空になるまで回し続けたが、希望の景品が出なかった」と報告され、「景品にない商品を掲示しているのでは」といった疑問の声が上がった。

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