「景品にない商品を掲示しているのでは」との声が…サン宝石が《誇大表現》で謝罪。その裏で見逃される"真の問題"とは?

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ただ、商品ディスプレーで、文字として「漆黒のリングが出てくる」とは書かれていない点には注意が必要だ。“中二病”を想起させるフレーズとして、「私を召喚したのは、貴様か」「愚かな…これだから人間は…救えないな」「消えろ! 漆黒の悪魔め!」と書かれており、あくまで「漆黒」はそこに登場する単語でしかない。

そもそも商品名にするのはリスクがあるワードだった?

つまり「漆黒(の悪魔)」はリングそのもののモチーフを意味しているのではなく、リングの効果として討伐される存在と読み取れる。もちろん、このフレーズと、黒く見える写真の合わせ技で、「漆黒のリングが出てくるんだな」と誤認する可能性はあるだろう。とはいえ、それが「誇大表現だった」とまで言うのは、ちょっとサン宝石側が譲歩しすぎなのではないかと思えるのだ。

そこで感じるのが、「中二病」をテーマに商品開発することによるリスクだ。そもそも「中二病」とは一般的に、中学2年生あたりの思春期が、世間を斜に見つつ、背伸びした言動を取ることを指す。先に紹介した3つのフレーズは、「知られざる能力を秘めている自分」を演出するものと言えるだろう。

さらに源流をたどれば、元はタレントの伊集院光さんによる造語だった。その後、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)などのネット掲示板によって、ネットスラングとして定着していく。

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