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【半導体商社インタビュー】業界2位の加賀電子が仕掛ける再編「競争相手をなくす」「1+1は1.8でいい」の真意、三菱電機系列へ積極的にアプローチ

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「将来も生き残るためには規模を大きくしないと」と語った加賀電子の門良一社長(撮影:梅谷秀司)

特集「なぜ今? 半導体商社“再編・淘汰”」の他の記事を読む

「今後、スケールメリットの重要性がさらに増加し業界再編が加速する」
「業界再編を主導するべく積極的なM&Aに挑戦」
今年5月、三菱電機系列の半導体商社である協栄産業の買収を発表した加賀電子。買収時のリリースには、再編に対してアグレッシブなフレーズが並んだ。
メーカーに代わって電子機器の設計から組み立てまでを行うEMSビジネスで稼ぎながら、商社ビジネスの規模拡大にも突き進む加賀電子。今2026年3月期の売上高5740億円を計画し、レスター(参考記事)と並ぶ業界2位のポジションにある。
「これからも三菱電機系列の代理店にアプローチしていきたい」と語る門良一社長は、今後の再編をどうみているのか。

つねに外部と話はしている

――5月に協栄産業の買収を発表しました。同業の買収は、立て続けに複数社を買収した2020年以来です。

これまで買収に踏み切れなかったわけではなくて、成立した案件がたまたまなかっただけだ。つねに外部と話はしている。

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