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【半導体商社】「2位集団から頭一つ抜けたい」「マクニカを超えるのは無理」異色の経歴・リョーサン菱洋社長が明かす、経営統合後に直面した課題
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三越伊勢丹から2017年に半導体商社の業界に転じた、リョーサン菱洋の中村守孝社長(撮影:梅谷秀司)
中堅半導体商社のリョーサンと菱洋エレクトロが2024年4月に統合され、リョーサン菱洋ホールディングスが発足してから1年余り。企業規模は業界2番手集団に食い込むまでに拡大した。
統合で浮き彫りになった課題とは。また、さらなる再編へと進む可能性はあるのか。中村守孝社長に聞いた。
単独では生き残っていけない
――リョーサンと菱洋エレクトロの統合から1年余りが経ちました。これまでの評価は?
成果の面では30点、課題発掘という意味では80点だ。
定量的な成果はまだ出ていないといっていい。例えば、お互いの会社が扱っている製品をそれぞれの顧客に対して売り込むことで大きな利益が出ているような状況ではない。
振り返れば、2018年に菱洋エレクトロの社長に就任したときから、一社単独では間違いなく生き残っていけないということはわかっていた。でも当時は「誰がもらってくれるんだ、こんな会社」というほどの状況。他社との統合に向けて、会社の立て直しを進めてきたつもりだ。
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