《嫁姑問題》から読み解く…なぜか「いつも不機嫌な人」が心の内に抱えている"密かな願望"の正体

「いつも不機嫌な人」への対処法を解説します(写真:Fast&Slow/PIXTA)
こちらがせっかく一生懸命に話しかけているのに、いつも仏頂面でろくに返事もしない……。どんな職場にも必ずひとりはこうした人がいるものですが、精神科医の和田秀樹氏によれば「いつも不機嫌にしている人は、執念深い」といいます。
そんなやっかいな相手に正面からぶつかることなく、上手に「いなす」ためにはどうすればいいのでしょうか。和田氏の著書『感情的な自分から卒業する本』から一部を抜粋・編集する形で、そのヒントを探ります。
不機嫌に付き合うのはやっかい
たまらないですね。むかつきますよね。こっちが一生懸命に話しかけているのに仏頂面をして、ろくに返事もしない人って……。そんな人と毎日顔を合わせて仕事をするとなると、かなりのストレスになります。
できれば、近づきたくないけれど、仕事だから、コミュニケーションを取らないわけにはいきません。声をかけるたびに、不愉快そうな顔をして生返事が返ってくるのですから、「いい加減にしてよ!」と怒鳴りたくもなってきます。
しかし、怒鳴ったところで、その人の態度が変わるわけではありません。ますます不機嫌になって、今度は返事さえしなくなるかもしれません。仕事もスムーズに進みません。そうなってしまったら、もう「出口なし」です。
私の体験上、言えることがあります。
「いつも不機嫌にしている人は、執念深い」
うかつに怒りをぶつけてしまうと、後々までやっかいです。ウソ、手の込んだ情報操作など陰湿で巧妙な手口で反撃をしてきます。場合によっては、あなた自身が職場に居づらくなってしまうことにもなりかねません。
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