「また大谷翔平か!」「大谷ハラスメント」の声も…。日本メディアが大谷翔平ばかりを過剰に取り上げる"残念な事情"

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(写真:Elsa/gettyimages)

同じプレシーズンマッチで、なぜこれだけの「差」がついたのか? 間違いなく大谷翔平が「1番DH」で出場するドジャース戦が、人気を呼んだのだ。カブスにも鈴木誠也、今永昇太と日本人メジャーリーガーがいた。カブス対巨人、阪神も満員にはなったが、ドジャース戦とは人気、注目度が全然違っていたのだ。

この「MLB東京シリーズ」は、グッズの売り上げも記録的だったようだが、それもこれも「大谷翔平」あってのことだったと思われる。

今、日本は「MLBブーム」だと思うが、それは実質的には「大谷翔平ブーム」と言って間違いないだろう。

大谷翔平に対する日本人の注目度がすさまじく大きいから、そのニーズを察知したメディアが過剰な報道を連日続け「大谷ハラスメント」と呼ばれる事態になったのだ。

MLB公式サイトにも大谷翔平がトップ画面に掲載

では、なぜ大谷翔平は「ハラスメント」と言われるほどに注目されるのか?

もちろん、その第一は、大谷翔平が「日本野球」そして「MLB」も含めて、かつてないような活躍をしていることにある。ベーブ・ルース以来とされる「二刀流」で大活躍をして昨年は前人未到の「50-50(50本塁打、50盗塁)」を達成し、2年連続、リーグをまたいでMVPを獲得した。

今、アメリカのMLB公式サイトでも、連日大谷翔平がトップ画面で紹介されている。イチローが大記録を達成した時もトップ画面に載ったが、頻度は全然違う。公式サイトの「Suggested Follows(おすすめフォロー選手)」というコーナーではシーズン初めから大谷翔平はヤンキースのアーロン・ジャッジを抑えてトップになっている。

ただ、MLBで大谷翔平が注目の的になるのは、歴史的な好成績を上げ続けているからだ。彼の成績が低下し「並みの選手」になれば、かつてのスター選手がそうだったように、大谷の扱いも「それなりに」小さくなるに違いない。

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