
ロサンゼルス・ドジャースの投手、佐々木朗希がIL(負傷者リスト)入りした。球団は、右肩の「インピンジメント症候群」を発症したと発表した。
佐々木のMLB挑戦が決まったときに、千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督は「故障は多分、するとは思うんですけども」とラジオ番組で語っている。
佐々木の入団時からコーチ、監督として見守ってきた吉井監督にしてみれば、臍を噛むような思いだったのではないか。
有望な投手がNPBを経てMLBに挑戦するのは今や「既定路線」と言ってもいいが、佐々木の場合、過去の選手の移籍とは経緯がかなり異なっていた。
佐々木朗希の移籍の問題点
佐々木の移籍をめぐる問題については、すでに「佐々木朗希のMLB移籍、大谷翔平との決定的な違い」で書いている。詳述は避けるが、端的に言えば、佐々木は周囲の懸念をよそに2年以上も早くMLBに移籍したのだ。
佐々木はポスティングシステムで移籍をしたが、このシステムでMLB球団とメジャー契約ができるのは「25歳以上、キャリア6年以上」となっている。しかし佐々木は「23歳、キャリア4年」で移籍した。入札を経てドジャースと契約したが、当然ながらマイナー契約だった。
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