「また大谷翔平か!」「大谷ハラスメント」の声も…。日本メディアが大谷翔平ばかりを過剰に取り上げる"残念な事情"

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大谷翔平(写真:Jason Miller/gettyimages)

近頃「大谷ハラスメント」という言葉ができたという。大谷とはほかならぬドジャース大谷翔平のこと。筆者はこの言葉を聞いたときに、はて、大谷翔平が愛犬デコピンでもいじめているのか、と思ったのだが、そういうことではないようだ。

「大谷ハラスメント」とは、大谷翔平に関する報道やプロモーションの過剰さを揶揄した言葉だそうな。大谷翔平自身には、何の問題も責任もないのだが。

大谷翔平と他の日本人メジャーリーガーの差

MLB開幕戦の熱狂を引き起こした大谷翔平の凄み」でも紹介したが、今年3月にMLBが主催して東京ドームで行われた「MLB東京シリーズ」のチケットは、異様な人気となった。

チケットサイトが事前に抽選販売をしたが、そのサイトは立ち上げ直後に「何万人待ち」の表示が出た。何次かの販売があったが、いずれも瞬時で売り切れた。転売ヤーたちも暗躍したようで、転売サイトには高額の価格をつけてチケットが出品された。

ただ、すべてのチケットが「超高嶺の花」になったわけではない。「MLB東京シリーズ」は、カブス対ドジャースの開幕戦2試合のほか、巨人、阪神とドジャース、カブスが対戦するプレシーズンマッチが4試合組まれていた。

そのうちのドジャース対巨人、ドジャース対阪神は、開幕2戦と同じく一瞬で売り切れたが、カブス対巨人、カブス対阪神は、席さえ選ばなければ何とか購入できたのだ。

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