2024年3月、ロサンゼルス・ドジャースに10年総額7億ドル(約1015億円)という巨費で移籍した。
ソウル、高尺スカイドームで行われた開幕戦の直前になって大事件が起こった。無二の相棒と思われた水原一平通訳が大谷の資産を横領し、スポーツカジノで巨額の賭けをしていたことが発覚したのだ。世間の目は大谷翔平に向けられた。アメリカのメディアでは「大谷が知らなかったはずがない」という記事も出た。
大谷は事件発覚後すぐにアメリカの当局の捜査に協力した。そして記者会見を開き、自身が関与していないことを明白に語った。
スキャンダル、不祥事が起こったときに、当事者は迅速に動くとともに、自らの口から率直に語ることが最重要だとされるが、大谷はリスクヘッジのお手本のような対応をした。
日本のファンは、高校時代から日本ハムに入団し、MLBに挑戦するまでの大谷翔平を見つめてきた。「ひたむきに野球に打ち込んできた大谷君が嘘をつくはずがない」と大谷の弁明を信用したのだ。
同じタイミングで結婚を発表、さらに今年に入って長女の誕生と、大谷翔平をめぐる「ハッピーストーリー」は続いている。そして大谷は今季も絶好調だ。
メディアが大谷翔平を過剰に取り上げる背景
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メディアが「ハラスメント」と言われるほどに大谷翔平を過剰に取り上げる背景は、昨今の社会情勢があるのは間違いない。
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