日本メディアは過剰に内向き志向で、MLBやゴルフなどそのジャンル全体の取材はおざなりで「日本人選手だけ」に焦点を当てがちなのだ。
今年5月26日、好調のメッツ千賀滉大がドジャース戦で、大谷翔平に先頭打者ホームランを打たれたものの好投し5勝目を挙げた際にも、現地スポーツ紙記者は千賀の投球そのものよりも「大谷との対戦」について執拗に聞いた。
千賀も辟易したようで「いや、どうなんですかね。誰もが打つし、誰もが空振りするし。何の感情もないです」と絞り出すように話した。
鈴木誠也も好調だが「オオタニばかり」の声
今季は、大谷と同い年のシカゴ・カブス鈴木誠也も好調で、現時点ではナ・リーグの打点王だが、アメリカのメディアからは「なぜ日本のメディアはオオタニばかりなんだ。スズキも負けない活躍をしているじゃないか?」と疑問の声が上がっている。
「当たる!」となったら「我も我も」と群がる節操のなさ、「しつこさ」「くどさ」は、日本メディアの特徴ではあるが、特に野球やスポーツに興味のない人からは「また大谷翔平か」という声が上がって、「これじゃ大谷ハラスメントだ」となったわけだ。
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