筆者も記録関係を中心に大谷の記事をたくさん書いてきた。当コラムでも大谷がMLBに挑戦した時期から折に触れて書いてきたが、大谷の記事は「打率が高い」のも事実だ。
ただ、言わせていただければ筆者は「大谷以外の記事」もたくさん書いている。
筆者だけでなく多くの記者やライターが野球や他のスポーツについてもさまざまな視点で、いろいろな記事を書いている。量でも質でも分野でもネットのなかった時代よりはるかに多くの記事が発信されている。しかし読者の関心は「大谷翔平」のようなごく少数の話題に集中してしまう。「いわゆるエコーチャンバー」効果もあるのだろう。
行きつくのはメディアの「芸のなさ」
煎じ詰めれば、「大谷ハラスメント」は、「大谷情報」を報道するメディア、報道陣の「芸のなさ」に行きつく。一つの話題が注目されると「我も我も」とその話題に群がる。
そうではなくて同じ大谷でも「搦手を攻める」とか、その周辺、違った切り口など、多様な視点で大谷、MLB、野球、スポーツの豊かな話題を提供すべきだ。自戒も含めてそう思う次第だ。
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