年をとることは避けられないが、認知症は避けられる。4000人以上の認知症患者を診てきた精神科医が提唱する「8つの予防法」
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やりたいこと、好きなことこそが、脳に刺激を与えてくれます(写真:つむぎ/PIXTA)
「最近、疲れやすくなってきた」「将来、寝たきりにならないか不安だ」「介護で家族に迷惑をかけたくない」――。こんな不安をもっていませんか?
年をとって体が変わることなんて当たり前。それでも、大丈夫、心配いりません。高齢医学を専門とする精神科医の和田秀樹氏の著書『80歳で体はこう変わるからやっておきたいこと』では、変わっていく自分の体をどう受け止めて、どう対処すればよいのか、いつまでも元気で長生きするために身につけてほしい習慣について指南しています。一部を抜粋・編集してお届けします。
いまから実践したい「認知症予防法」
私は30年以上、高齢者の精神科の治療を本職としてきました。認知症の患者さんを診てきた数は、十分誇れるものと思っています。延べ数は4000人以上になるはずです。
もちろん、認知症予備軍も診察するわけですから、その人たちを含めれば診察した高齢者の方の人数は膨大な数字になるはずです。その経験から「こうしていれば認知症を予防できる」「進行を遅らせることができる」という方法をいくつか見つけ出しています。
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