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【キャリア相談vol.64】ハードワークをしたいが19時退社で拍子抜けしています。
はじめまして。今年の4月に大手ネット系企業に新卒入社し、法人営業をしているきたろうと申します。ワークスタイルについての相談です。
私の部署では、新人は19時に退社することが義務づけられております。この制度の目的は、「新人のうちに、時間内に仕事を終わらせる生産性を身に付けるため」です。入社前に安井さんの「非学歴エリート」を拝読して、「自分も社会人になったらハードワークするぞ」と息巻いていただけに、やや拍子抜けしておりました。しかし、生産性向上のための19時退社という制度にも合理性を感じるため、今はきっちり時間どおりに退社しています。
おかげで入社時と比べると、タイムマネジメントは随分できるようになったなと感じています。とはいえ、この働き方をしていると、外資やベンチャーでハードワークしている同世代と比較して、これからどんどん差が出てしまうのではないかという不安もあります。私はこのまま19時退社の生活を続けていてもよいのでしょうか。
営業 きたろう
大人の自由にも責任が伴う
大丈夫です。19時退社の生活を続けることに、まったく問題はありません。仕事の時間だけが自分が成長できる時間、という前提を取り除けばいいのです。そして、権力や力に責任が伴うのと同様、大人の自由にも責任が伴うのだとお考えください。
むしろ、会社としてそのような制度を導入していることが長期で働けるような場所を従業員に提供しているという意味で、すばらしいことです。従業員個人に自分自身のあり方を考えさせるという点でも意義があります。長時間労働をすることが美徳という、悪しき習慣を排するという意味でもプラスでしょう。
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