強い信念さえあれば「就職浪人」は怖くない 希望していない仕事をするほうが問題だ

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就職浪人をするか悩んでいます(写真 : anzphoto_Inc, / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

 

【キャリア相談vol.63】就職浪人をするか迷っています。
いつも、ためになるコラムをありがとうございます。毎回、楽しみに拝読しております。私は現在、大学4年生で、先日まで就職活動をしていました。
私は非常に狭き門の業界を目指しており、残念ながら希望する業界の企業から内定をもらうことができませんでした。別業界の大手企業から内定をいただいているものの、正直、本気で行きたいと思えません。
今年の就職活動ではひとつの業界にこだわりすぎてしまったという自覚があり、もう一度、視野を広く持って就職活動をやり直したいと考え始めたのですが、周囲からは一刻も早く社会に出るべきだという声も聞かれました。
このような場合、安井様であればどのようにお考えになりますか。アドバイスをお願いします。よろしくお願い致します。
学生:running man

 

気が済むまで就職活動をするべきです。少なくとも、まだ大学4年生のこの時期に中途半端にあきらめる必要はまったくありません。ただし、その前にどういう基準で仕事を選ぶのか、ということを考えるべきです。そして仮にもう1年やるのであれば、自分にとって最もベストな仕事や就職活動の方法を、世間がどう言おうと貫く覚悟を固めるべきです。

そうでなく、漠然と「何となくよい仕事が見つかるかも」という中途半端な気持ちで継続するのはお勧めできません。そんな気持ちであれば、社会に出て職に就いて、仕事を選ぶ基準や目線を養うべきです。どんな仕事であっても、学べることは絶対にあります。

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