強い信念さえあれば「就職浪人」は怖くない 希望していない仕事をするほうが問題だ

✎ 1〜 ✎ 63 ✎ 64 ✎ 65 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ただし、いくら探しても理想と思える仕事はそう簡単に見つかるわけではないということは覚えておきましょう。むしろないと考えるべきです。

これは多くの人が陥るわなでもあるのですが、理想の仕事が見つからないと悩み続け、いつまでも仕事を始められないようではいけません。

仕事を始めるとわかると思いますが、パーフェクトな仕事というものは誰かが与えてくれるものではなく、自分で作っていくものです。その境地に達するには時間がかかりますが、将来、そうなるためにも、自分にとって仕事をするうえでの基準や優先順位を考えることが重要です。

決断の際には何かを捨てなければならない

私にとっては目先の給与の多寡は大した問題ではなかったため、周りのフリーターよりも給料の安いベンチャーに就職しました。目先の手取り額ではなく、そこでの経験こそが将来、自分を助ける術になる、という前提で考えていました。つまり自分が経験できること、自分の仕事上の成長カーブが高まることが仕事を選ぶうえで最重要でした。

給料は多くもらえればそれに越したことはありません。しかし、パーフェクトを最初から狙うのではなく、目先の優先順位を優先して選択をしたわけです。

何を優先するかはrunning manさん次第ですが、決断を下すには何かを取り、何かを捨てる覚悟が大事である、と覚えておいてください。就職活動を継続すべしとは言いましたが、これからいつまでも続けるべきものではありません。決断の基準を定めておき、そのことをつねに考えるようにしてください。

Running manさんが少しでも理想とする仕事に近づけるように応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事