強い信念さえあれば「就職浪人」は怖くない 希望していない仕事をするほうが問題だ

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なぜ気になるのかというと、目指していた特定の業界に再挑戦するわけでもないようです。つまり、特定の仕事に対する情熱をそこまで強くは感じていないということでしょうか。むしろ「就職活動の方法を間違えた。方法を改めたので、何かよい仕事が見つかる可能性がある。だから就職活動を延長しよう」という判断をしているようにも読めるからです。

学生ですから、職業経験はありません。極論をすると、表に出すために周到に用意されたうわべの情報だけで仕事を選ばねばならず、限界は当然あります。とはいえ、そのような状況の中で自分にとってのベストを考えなくてはならないのは、皆、同じなわけです。ベストに向けてどこまで自分自身が本気になれるか、という違いが重要なのです。

自分の思うベストな選択肢に本気であれば、世間の常識の反対であろうと就職浪人というリスクを取るべきですし、そうした本気度がないのであれば、世間のレールから外れるリスクは非常に大きいと言わざるをえません。

中途半端に決めるべきではない

とはいえ、大人というものは、自分自身の人生を日々選択しなければいけません。就職もそのうちのひとつです。選択の基準が人によって異なるのは当然ですが、人生と仕事は切っても切り離せない以上、ベストな選択肢をあきらめて、好きでもない仕事を嫌々やるのは、よくありません。もちろん仕事は生活費を稼ぐための手段と割り切ってもいいのですが、質問を拝見するにrunning manさんは仕事ならなんでもよいという考えではないようです。

そういう意味では、今回、中途半端に仕事を始めても、最初の会社をすぐに辞めるリスクが高いように思います。それにモチベーションが上がらない状態で仕事を形式的に始めても誰の得にもなりませんし、一生懸命やっている社員の方に失礼ですらあります。

ですから、結論としては就職活動は継続するべきだと思います。

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