若者のお茶離れ、外国産の茶葉の台頭…台湾で落ち込む烏龍茶需要を救う"紅烏龍茶"とは――不思議な名前を持つ「女兒不懂茶」創業者(31)に話を聞く

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林廷瑀さん
自身が開発した茶器セットを持ってほほ笑む林氏。語り口もおだやか(写真:筆者撮影)
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台湾東部・台東県の鹿野(ルーイエ)郷。一面に田畑が広がるこの地に、瀟洒な一軒家が建っている。2008年に開発された「紅(ホン)烏龍茶」を主力商品とする「女兒不懂茶(ニューアルブードンチャー)」(Daughter’s Tea)の本店だ。

筆者がこのブランドと出会ったのは、台北市内のセレクトショップ。売り場の中央に並べられていたデザイン性の高いパッケージと、独特なブランド名に惹かれ、世界100カ国以上の現地在住日本人ライターたちの集まり「海外書き人クラブ」の会員である筆者が、創業者を訪ねた。

紅烏龍茶とはいったい何か

「紅烏龍茶」は2008年に発表された新しい烏龍茶だ。紅茶の製造方法を取り入れているため、この名がつけられている。

シンプルで美しい外観(写真:筆者撮影)
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