しまむら創業者「あえて60点主義」の深い意図 スタバやヤマト、名経営者たちの心に残る発言

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真山知幸 経営者
(撮影:風間仁一郎)
置かれている状況は何一つ変わらないのに、言葉一つで、物事のとらえ方が変わったり、気分ががらりと変わったりすることがある。時代を創った名経営者たちは、どんな言葉がけによって、社員たちを鼓舞したのだろうか。真山知幸氏の新著『逆境に打ち勝った社長100の言葉』から一部抜粋・再構成し、名リーダーたちの「人を奮い立たせる言葉」を紹介していこう。

スタバ元会長の転機

・「あなたのやりたいことがはっきりしたら、同じことをやった経験のある人物を見つけることだ」(ハワード・シュルツ)

仕事上で転機となる出来事が、誰の人生でもある。ハワード・シュルツの場合は、28歳のときにそれが訪れた。

当時は、家庭用雑貨の子会社で副社長兼アメリカ営業本部長という肩書きで、優秀なビジネスマンとして高給取りだったシュルツ。偶然、仕事を通じて存在を知った、小さなコーヒー小売会社の将来性に惹かれて、転職に踏み切る。それがスターバックス コーヒーだった。

その後、いったん独立して新会社を作ったシュルツが、スターバックス コーヒーを買収したのが、1987年のこと。CEOとして経営手腕を発揮して、10年間で6店舗から1300店舗まで拡大させ、2万5000人もの従業員を抱える大企業へと育て上げた。

ハワード・シュルツがすべての起業家へ向けたアドバイスがこれだ。

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