「ほっかほっか亭」成功掴んだ創業者の驚く選択 「先が見えない生き方のほうがはるかに楽しい」
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くら寿司創業者の名言
・「保守的な寿司業界なればこそ、ビジネスチャンスは大きいのではないだろうか」(田中邦彦)
田中邦彦は1951年、岡山県生まれのくら寿司の創業者。実家が野菜から日用品までを扱う商売をしていたため、幼い頃から注文取りや配達などの手伝いを行っていた。
桃山学院大学経済学部を卒業後は、お酢の老舗メーカーに就職するものの、それはあくまでも起業するための経験。お酢メーカーの仕事として、寿司屋に出入りするうちに、田中は寿司業界の非効率さに気づいた。
それは、郊外の寿司屋の場合、売り上げのほとんどが出前であるにもかかわらず、重視してお金をかけているのは店内のカウンターでの寿司作りということ。田中は出前専門寿司屋を大阪府堺市で個人創業して、ヒットを飛ばした。
さらに、個人創業から飛躍するために選んだ形態が、回転寿司である。「1皿100円、化学調味料無添加」という大胆な試みにチャレンジ。鮮度にもこだわり、QRコードシステムで皿を管理して、時間がくれば廃棄するシステムを作り上げた。さらに非接触の抗菌寿司カバーも開発し、特許を取得している。
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