最初に意見のズレを感じたとき、炎上男子はまず相手をこう判断します。
第1段階(無知)「あ、この人は事実を知らないんだ!」
そこで事実を教えてくれるのですが、それでも意見がズレたままだと……
第2段階(愚か者)「ハハ、コノ人、わからないんだ(笑)」
ところが、相手が愚かではないのに意見がズレてることがわかると……
第3段階(悪者)「コイツ、オレに悪意があるな(怒)」
これが炎上男子のパターンです。実は、個人と個人、個人と社会、企業と企業、国と国……いずれにおいても、関係性が崩れるときはこのパターンにハマっています。
では、炎上パターンにハマらないコミュニケーション上手な人は、炎上男子と何が違うのでしょうか。それはコミュニケーションの「OS」の存在に気づいているかどうかのようです。OSとは、”脳の変換システム”のことです。
人は相手の言葉、仕草といったメッセージ一つひとつに対して、自分の物の見方や価値観を通して”変換”して解釈します。そして自分の価値観をベースにした言葉や仕草を使って、相手に意思を伝えます。この言葉や仕草を「変換」するのが、コミュニケーションのOSです。
人それぞれ育った環境が違うので、OSは違って当然。だから言葉、仕草の変換、つまり解釈の仕方が人によって変わります。OSが異なる者同士で自分の思いを伝えること、相手の思いを理解することはかなり難しい作業です。そこでコミュニケーション上手な人は、お互いのOSが異なるがゆえに生まれる解釈のズレを埋めるお作法を使っています。
OSが異なる相手には2つのフィードバックを
そのお作法とは「アサーティブ・コミュニケーション」。お互いを尊重して意見を伝える方法です。このお作法で重要なのはフィードバック。相手から受けたメッセージを自分のOSはどう解釈したのか、意味と気持ち、2つの面から相手に返すことが重要になります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら