男と女、大切なものがカラダのどこにあるか? DNAが握る性差による仕事スタイルの違い

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(撮影:今井康一)

はじめまして。「はたらく女性のかていきょうし」のタブタカヒロです。とある外資系企業でビジネス・コンサルタントとして働きながら、週末に女性の仕事に関するコンサルタントをライフワークとしてやっています。

「コンサル」というと、ちょっと上から目線に聞こえるかもしれません。でもやっていることはコンサルというより、ご相談にいらした女性とおしゃべりしながら彼女たちの頭の中を絵で整理して、ビジュアル的にわかるカタチで答えを見つける。そんな「個人授業」のような感じです。なので「コンサル」ではなく、柔らかく、「かていきょうし(家庭教師)」(略して“かてきょ”)というネーミングにしました。

女性と一緒に考えながら実行する“かてきょ”

就職活動中の女性、お勤め中の女性、育休中の女性、サロネーゼを目指す女性、個人事業主の女性、リーダー職の女性……、いろいろな女性にこれまで400回以上、“かてきょ”させていただいています。

ご相談内容もさまざまです。キャリアの方向性が見えない、仕事がうまく進まない、もっと上手に時間管理したい、資料作りが上手になりたい、考え方を身に付けたい、売れる仕組みを作りたい――。そんなご相談に対して、一緒にキャリアの戦略を描いたり、仕事で使える考え方(「お作法」と呼んでいます)を紹介して、一緒に答えを考えながら、実際に彼女たちに実行していただく。それが“かてきょ”の内容です。

“かてきょ”を受けていただいた女性たちからは、「目からウロコでした」とか「早速やってみます」とか「実際にやってみて、うまくいきました」という声をいただいているので、ちょっとはお役に立っているようです。ごくまれに恋愛相談などもありますが、これだけはサッパリ役立たず(笑)。専門分野は「おしごと」です。

コンサルと“かてきょ”の2足のわらじを続けてきて、ビジネスでは女性と男性で教え方や伝え方に違いがあることを実感しています。ファッションにも音楽にも文学にも、いろんな文化に“女性仕様”と“男性仕様”があるのに、ビジネスの理論やスキルには女性仕様がないのは、やっぱり不自然です。ビジネスは、文化として遅れている。そんな気がします。

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