「人生の後半」を楽に過ごすために手放すもの3つ 習慣を捨てることで発見できるものもある
なぜ家事が嫌なのかと、心に1度問うてみる
仏教の修行で、掃除はとても大切にされています。
お釈迦さまの弟子の中に、とてももの覚えの悪いシュリハンドクという人がいました。そこでお釈迦さまは、「塵を払え、塵を払え」と言いながら掃除するよう指示します。
日々、教えられた言葉を唱えながら掃除をし続けた彼は、心の塵まで払われ、やがて立派な聖者になったと伝えられます(彼の墓にみょうがが生えたので、日本では「みょうがを食べるともの忘れをする」という俗信が誕生しました)。
この逸話のように、空気の入れかえをはじめとして、散らかっていたものをきれいにしたり、整理したりする掃除は、心の掃除、整理に通じるものがあります。
とはいえ、それでも、「掃除をはじめとする面倒な家事を放棄したら、どんなに楽な生活ができるだろう」と想像することは、誰しもあるでしょう。そんなときは、家事を面倒で嫌なものだという考え方そのものと向き合ってみることをお勧めします。


















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