「ギスギス夫婦」が離婚する前に知っておきたい事 「価値観の不一致」を受け入れられなくてもいい

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離婚の原因に「性格の不一致」「価値観の不一致」は常に上位に上がりますが、価値観が合わないということを問題にしていたら、離婚の危機は毎日毎時間、毎秒ごとに訪れることになってしまいます。

これは、どうしたらいいのでしょうか。

ビジネスでは、価値観の一致は最重要テーマ

そもそも「価値観」とはなんでしょうか。辞書によると、「ものごとの価値についての考え方」とあります。私たちはいつも、何に価値があり、何に価値がないかを判断して優先順位をつけています。

これはいいことだね、これは意味があるね、これはやるべきではないね、とものごとの価値を判断し、行動の優先順位を付けているわけです。

つまり、価値観の一致とは、「行動の優先順位をつけるための判断基準の統一」という意味合いがあるわけです。

ビジネスにおいては、この「行動の優先順位」をつけることは極めて重要なことです。

どの行動を起こすことがより収益を高めるのか。

どの行動を改善することがより顧客価値を高めるのか。

この価値観が人によってズレればズレるほど、企業は競争力を失ってしまうわけです。

そこで、企業が何をするかというと、「企業理念」を掲げ、会社が存在する「目的」を一致させようと試みます。

ビジネスの世界では、会社と従業員の関係について「同じバスに乗っているか」という表現をよくします。

会社を1台のバスに見立て、バスには行き先があり、従業員はバスに乗っている人たちだとして、それぞれの向かおうとしている先は一緒なのだろうか、と確認するわけです。

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